セゾンカードでリボ払いをしたけど、
- 請求金額や手数料はいくら?
- 毎月、元本はいくら返済しているの?
- 繰り上げ返済したいけど方法が分からない
と疑問や不安を感じている方も多いのではないでしょうか?
リボ払いは毎月の支払い金額を一定に保ち支払い計画を立てやすい反面、仕組みが理解しづらいです。特にセゾンカードの手数料計算はかなり複雑ですからね・・・
よって、この記事では、請求金額や手数料の確認。そして、引き落とし以外の返済方法や繰り上げ・一括返済する時の注意点を徹底的にまとめてみました。
請求金額や元本の返済金額はいくら?
リボ払いの請求金額と元本返済金額は、
- 支払いコース
- リボ残高
- 手数料
で決まります。
尚、セゾンカードのリボ払いは、他社と比べて大きく異なります。例えば、支払いコースを3万円。手数料を360円と仮定して請求金額の内訳を見てみると以下のようになります。
①エムアイカード/セゾンカード等 | ②楽天カード/三井住友カード等 | |
---|---|---|
支払いコース | 3万円 | 3万円 |
手数料 (元本返済) | 360円 (19,640円) | 360円 (3万円) |
請求金額 | 30,000円 | 30,360円 |
※①は支払いコースに手数料を含めるWithin方式です。 ※②は支払いコースとは別に手数料を計上するWithout方式です。 |
つまり、楽天カード等は「請求金額=支払いコース+手数料」ですが、セゾンカードは「請求金額=支払いコース(手数料含む)」になるんです。
では、支払いコースや手数料はどうやって決まるのでしょうか?
支払いコースと残高
支払いコースは以下の3つから選択でき、定額コース以外は利用残高に応じて自動的に月々の返済金額が決まる仕組みです。
支払いコース | 利用残高 | 月々の返済金額 (弁済金) |
---|---|---|
長期コース | 1~60,000円 | 3,000円 |
60,001~80,000円 | 4,000円 | |
80,001~100,000円 | 5,000円 | |
100,001円~は 20,000円増すごとに | 1,000円ずつ加算 | |
200,001円~は 25,000円増すごとに | 1,000円ずつ加算 | |
400,001円~は 50,000円増すごとに | 1,000円ずつ加算 | |
500,001円~は 50,000円増すごとに | 2,000円ずつ加算 | |
標準コース | 1~100,000円 | 10,000円 |
100,001円~150,000円 | 15,000円 | |
以降50,000円増すごとに | 5,000円ずつ加算 | |
定額コース | ー | 3万円以上1万円単位で金額を指定 |
例えば、長期コースで利用残高が30,000円だったとすると月々の返済金額は3,000円となります。
手数料
セゾンカードの手数料は、日割り計算されます。計算方法は、
です。
そして、リボ残高は毎月10日時点で決まりますが、手数料は新規でリボ払いをした時と引き落とし日(4日)に支払った後。つまり2回目以降の支払い時は手数料を計算する日数が異なるんです。
また2回目以降の手数料は、毎月15日~引き落とし日(4日)までと、引き落とし日翌日(5日)~14日の2回に分けて計算をします。
例えば、4月11日に40,000円。5月5日に20,000円の商品をリボ払いで購入。長期コースで実質年率14.52%とすると以下のようになります。
内容 | 金額 | ||
---|---|---|---|
初 回 の 支 払 い | 5/10 | リボ残高計算 | 60,000円=40,000円+20,000円 |
5/5~5/14 | リボ手数料計算① | 初回は計算不要 | |
5/15~6/4 | リボ手数料計算② | 501円=60,000円×14.52%÷365日×21日 | |
6/4 | 引き落とし | 3,000円 | |
2 回 目 の 支 払 い | 6/10 | リボ残高計算 | 57,501円=60,000円-(3,000円-501円) |
6/5~6/14 | リボ手数料計算① | 228円=57,501円×14.52%÷365日×10日 | |
6/15~7/4 | リボ手数料計算② | 457円=57,501円×14.52%÷365日×20日 | |
7/4 | 引き落とし | 3,000円 | |
7/10 | リボ残高計算 | 53,816円=57,501円-3,000円-(228円+457円) | |
※みずほマイレージクラブカードセゾン・ローソンPontaカードは初回手数料が無料なので、5/15~6/4も計算を行いません。 |
またセゾンカードの返済シミュレーションによると、支払い回数と手数料合計は以下のようになります。
金額 | 支払い回数 | 手数料合計 |
---|---|---|
6万円 | 23回 | 8,736円 |
10万円 | 23回 | 14,569円 |
20万円 | 23回 | 29,168円 |
30万円 | 25回 | 47,550円 |
50万円 | 30回 | 95,820円 |
100万円 | 30回 | 191,678円 |
全ての手数料を支払うのはもったいないので、可能であれば少しずつでも繰り上げ返済をしましょう。
◆参考記事
返済方法は引き落としだけ?ATMや振込は?
1回払いと同様、基本的には支払日・引き落とし日に支払いをすることになりますが、引き落とし日以外に返済をされたい場合は、ATMや振込での入金も可能です。上述したように、手数料は日割り計算なので早めに入金すればするだけお得になりますからね。
また入金後、以下のタイミングで利用可能額(ショッピングできる上限金額)に反映します。
入金方法 | 反映時期 |
---|---|
セゾンATM | リアルタイム |
振込入金 | 翌営業日 |
※14時までに振込入金した場合に最短で翌営業日に反映します。 |
余談ですが、、、
私は、クレジットカードの支払いでポイントを貯めるのが大好きなので、日常生活はほぼクレジットカード決済です。その為か、利用可能額が少なくなる事が多いんですね。
そんな時、他社カードだと現金払いをするしかないので、その分のポイントを損した気分になります。ですが、セゾンカードはATM入金後すぐに決済ができるようになるのでポイントを損する確率が少なくなるんです。
これは、ATMでの入金が可能なセゾンカードの大きなメリットだと思います。
繰り上げて一部・一括返済する時の注意点
リボ払いの残高を早期返済することで支払う手数料が少なくなります。
繰り上げて返済するには以下の3つの方法があります。
必要な手続き | |
---|---|
引き落とし金額を増額 | 仮確定日~20日にインフォメーションセンターへ電話連絡 |
振込で入金 | インフォメーションセンターへ電話連絡後、入金 |
ATMで入金 | セゾンATMで入金 |
引き落とし日に増額する場合は上記期間で電話連絡が必要です。
そして、同じく振込入金の際もセゾンカードのコールセンターへ連絡のうえ入金されると思います。
頻繁に振込をされる方の中には、稀に連絡せずに入金される方がいらっしゃるようですがやめましょう。
勿論、支払った履歴は残りますが、その金額がどこに充当されるか分かりません。例えば、利息の発生するキャッシングを早く返済したいが為に入金したとしても、利息のかからない1回払いの残高に当てられてしまう可能性もあるわけです。
そんな事にならないよう、入金前は必ず電話連絡を行いましょう。
一方で、ATMは店舗へ行ったついでに簡単に入金ができてしまいます。月途中にATMで入金する際は、時期によって注意すべき点があるんです。尚、セゾンATMは、明細ごと(○日に購入した服12,300円等)の入金はできません。
請求スケジュール | |
---|---|
締め日 | 10日 |
請求仮確定日 | 14日 |
請求本確定日 | 20日~24日頃 |
支払日 | 4日 |
※キャッシングは月末締めの 翌々月4日の支払いとなります。 ※本確定日は毎月異なります。 |
引き落とし翌日~仮確定日前日
4日~仮確定日前日は次回の請求金額が決まっていないので、1万円等の金額を指定した入金しかできません。
よって、「先日買ったコートの15,300円のみを先に支払いたい」という場合には、電話連絡のうえ、振込入金。次回請求金額を支払いたいなら仮確定日以降に入金を行いましょう。
仮確定日~本確定日前日
上記期間に入金を行えば、入金した分だけ支払日に引き落としされる金額は少なくなります。但し、請求書に記載される金額が変更されない可能性があります。
仮確定日以降に請求書の記載変更を行わないカード会社はセゾンカードだけではありません。
よって、支払日に引き落とされる金額が分からなくなった場合は、セゾンカードに電話連絡して確認するようにしましょう。
本確定日~引き落とし日
カード会社は、「○○円を引き落として下さい」というデータを金融機関へ送る日があります。これが請求本確定日です。
そして、それ日以降に請求金額を先入金したとしても、4日の引き落とし金額は変わりませんし止める事もできません。結果、二重払いになってしまう可能性もあるので、この期間入金する際は、事前にインフォメーションセンターへ連絡をしましょう。
完済するには現状把握を!
以上、セゾンカードのリボ残高の返済方法や請求金額・手数料の確認方法までをまとめました。
リボ払いは、毎月の支払い金額が少ないので、支払い金額や手数料を正確に把握しておらず、知らず知らずに残高が膨れ上がってしまっている方も多いと思います。
そんな時は今後の支払い計画を立てると共に、手数料が少なく済むよう繰り上げ返済を検討してみましょう。
◆参考記事
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