インターネット上で楽天カードの利用状況を確認できる「Web明細サービス」とカードの利用があった事を教えてくれる「お知らせメール」は、クレジットカードの不正利用被害を防ぐ手段の一つとして有効です。
ですが、利用ができない方やメールが届かない方もいらっしゃるようなので、この記事では、2つのサービスの概要と設定方法。そして、メリット・デメリットについてまとめます。
Web明細サービス
Web明細サービスは、楽天カード申し込み時か楽天e-NAVI上の「Web明細サービスの登録・変容」より設定できます。
Web明細サービスは、書面よりも早くカードの利用明細を確認できるので、不正利用にいち早く気付けるメリットがあります。但し、定期的にチェックする癖をつけなければ、月に1度届く書面よりも確認頻度が減ってしまいます。
確認を忘れそう。
という方は、楽天カードアプリのダウンロードと後述する「カード利用お知らせメール」にて利用状況をチェックする癖をつけるようにしましょう。
⇒Web書面サービスとは
尚、どうしても書面で請求金額を確認したい場合には、毎月82円の手数料が発生しますがWeb明細の解除を行いましょう。手続きは、楽天e-NAVIかコンタクトセンターへ連絡して行いましょう。
設定・解除どちらも、毎月7日までに申請すれば当月請求分から変更されます。
◆参考記事
口座登録完了までは手数料82円が発生?
Web明細サービスを登録後も、引き落とし口座登録が済んでいなければ、書面で請求書が発行されます。口座登録完了には、下記時間を要する事になり、引き落とし口座の設定ができるまでは、手数料82円が発生するので、早めに手続きを行いましょう。
手続き | 完了までの期間 |
---|---|
楽天e-NAVI | リアルタイム(10日までに完了すれば当月27日から引き落とし可能です) |
郵送 | 1~2ヵ月程かかります |
※楽天e-NAVI上で手続きできない金融機関もあります。 |
尚、楽天カードを利用するなら引き落とし口座は楽天銀行が便利です。
振込入金時の手数料も無料ですし、ネットキャッシングや引き落とし後、利用可能額への反映時間が圧倒的に早まりますからね。
◆参考記事
利用明細は過去1年分まで
楽天カードの「Web明細サービス」で確認できるのは過去13カ月までです。それより前の明細を確認されたい場合には、「取引履歴」という書類を申請する必要があります。
「取引履歴」契約当初から現在まで全期間の利用明細が表示されるので、期間指定はできません。
「取引履歴」は楽天e-NAVI上から申請できないので、楽天カードコンタクトセンターへ連絡しましょう。
解約後Web明細利用不可
楽天カード解約後は、楽天e-NAVIにログインができないので、Web明細サービスの利用もできません。又、解約だけでなく利用停止の場合も同様です。リボ払い等、解約後も支払いが発生する場合には請求書が届くようになります。
尚、解約後(利用停止後)も口座振替手続きをされている場合には、設定口座から引き落としされます。
■関連記事
カード利用お知らせメール
楽天カードはカードショッピング後、メールで決済情報を通知する「カード利用お知らせメール」提供しています。
このサービスは、不正利用の早期発見に繋がるので、登録される事を強くお薦めします。
速報版と確定メール
「カード利用お知らせメール」には、速報版と確定メールがあります。
速報版は、カードの利用があった事をお知らせするメールです。
メールには、利用日時と金額が記載されますが、この時点では請求が発生するかどうかは分かりません。なぜなら速報版は信用照会の段階。つまり、加盟店がカードの利用可否をカード発行会社へ確認しただけで請求としては計上していないからです。
よって、この時点で利用覚えが無いとカード会社へ訴えても、、、
請求として計上されてから連絡してください。
とあしらわれることが多く、不正利用の調査をしてくれる可能性は低いと思います。
一方で確定メールは、その名の通り請求が計上された事を知らせてくれるメールで以下の情報が記載されます。
- 利用日
- 利用先
- 利用金額
- 請求予定月
- 支払い方法(一括・リボ払い等)
このメールが届いた時点で、利用の覚えがない場合には即刻、明細に記載のある店舗へ連絡しましょう。
また、連絡先が分からない場合には、楽天カードコンタクトセンターへ連絡して調査を依頼しましょう。
ちなみに、この段階で不正利用と発覚しても請求として計上されている為、一旦は支払いを済ませなければならない場合があります。
■参考記事
設定方法
楽天e-NAVIの「カード利用お知らせメールの登録」から配信を希望されるメールアドレスを登録すれば完了です。
ちなみに、携帯・スマートフォンメールアドレスとして登録できるのは、docomo、Softbank、au、EMOBIELE、Y!mobile、WILLCOM、楽天モバイルのみです。
尚、設定後もメールが届かない場合には以下に該当しないか確認しましょう。
- 「mail.rakuten-card.co.jp」からのメールを受信できないよう設定している
- 毎月の公共料金や電話代などの支払い
- 一度カード決済した明細をキャンセル
①に該当する場合には、「mail.rakuten-card.co.jp」からのメールを受信できるようにしましょう。設定方法が分からない場合には、「キャリア名(docomo等) ドメイン指定受信」で検索すればキャリアの公式ページで確認できます。
②、③は、「カード利用お知らせメール」の対象外となる為、メールは届きません。
メリット・デメリットまとめ
以上、楽天カードのWeb明細サービスとカード利用お知らせメールの概要や設定方法についてまとめてみました。
カード利用お知らせメールに関しては、手数料もかからないので問答無用で設定すべきですが、Web明細サービスは、利用される方によって賛否が別れるところだと思います。
書面 | Web明細 | |
---|---|---|
メリット | ・郵送で届くので確認を怠らない | ・手数料不要 ・請求書をダウンロード可 |
デメリット | ・発行手数料82円がかかる ・請求書をダウンロード不可 ・誤配達の可能性 | ・定期的な確認を怠り易い ・IDやパスワードを忘れてログインできない |
ただし、頻発するクレジットカードの不正利用被害を最小限に留めるには、定期的な利用明細の確認は必須です。そして、その期間が短期であるに越した事は無いので、私はWeb明細をお薦めします。
ですが、利用明細を確認する習慣が付いていなければどちらを選択しても同じです。確認をあまりしていない方はまず、最低でも月に1度はチェックするという意識付けから始めましょう。
不正利用されたけど気付かなかった。
という場合は補償対象外となる可能性も十分にありえます。
後悔してからでは遅いですよ。
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