「PayPayクレジット」はスマホ決済サービスである「PayPay」にチャージすることなく支払える後払い決済で、利用するためにはPayPayカードと同様の審査が必要です。
クレジットカードの発行を拒む属性の方を「PayPayクレジット」という名目で、会員として取り込むための施策です。だからか「危険だ!罠だ!」と言った声を見かけるのかもしれません。
結論からいえば、罠でも危険でもありません。
むしろ、PayPayクレジットは、PayPay加盟店以外でも利用でき、PayPayステップのクリアに大きく貢献してくれます。
PayPayクレジットを開始 PayPayカード
では、「PayPayクレジット」と「PayPayカード」は具体的にどのような違いがあるのか?
メリット・デメリットを踏まえこの記事にて徹底解説します。
PayPayカードとの違いは?どっちがお得?
「PayPayクレジット」はPayPayカードの支払い方法の一つですが、利用するにあたり下記点に相違があります。
- プラスチックカードの利用可否を選択できる
- PayPayクレジットの方がポイント還元率が高い
- PayPayカードの限度額内でしかPayPayクレジットは利用不可
プラスチックカードの利用可否を選択可能
「PayPayクレジット」から申し込んだ場合は、プラスチックカードの発行可否を選択できます。
PayPayカードの申し込み | PayPayクレジットの申し込み | |
---|---|---|
プラスチックカード | 必ず発行される | 発行可否を選択可能で、発行する場合はVISA・MasterCard・JCBから選択可 |
バーチャルカードのみ | ー | 国際ブランドはJCBに限定され、PayPay加盟店以外での実店舗では決済不可 |
ただ、バーチャルカードのみを発行する場合には、PayPay加盟店以外の実店舗で決済はできません(ネットショッピングは可能)し、バーチャルカードの国際ブランドはJCBに限定されるので注意が必要です。
上述したようにPayPayクレジットはPayPayカードの支払い方法の1つです。
また、PayPayステップをクリアするにあたり、実店舗で使えるPayPayカードは必須です。よって、PayPayクレジットではなく、より選択肢の多いPayPayカードからの申し込みを強くお薦めします。
PayPayクレジットを開始 PayPayカード
ポイント還元率はPayPayクレジットが高い?
PayPayカードや「PayPayクレジット」のポイント還元率は下記のようになります。
PayPay残高支払い | PayPayクレジット | PayPayカード | |
---|---|---|---|
通常還元率 | 0.5% | 1.0% | 1.0% |
PayPayステップ | +0.5% | +0.5% | +0.5% |
PayPayカード ゴールド所有 | ー | +0.5% | ー |
合計 | 1.0% | 2.0% | 1.5% |
※PayPayカードでPayPay(残高)チャージしてもポイント還元はありません。PayPay残高で決済した時のみ、0.5%のポイントが還元されます。 |
PayPayカード単体での還元率は1.0%。PayPayクレジットの還元率は1.5%~2.0%と「PayPayクレジット」の方が高くなります。ただ、PayPayステップをクリアするにあたり、実店舗で使えるPayPayカードは必須です。
よって「PayPayクレジット」ではなく、より選択肢の多いPayPayカードからの申し込みがお薦めです。
PayPayクレジットを開始 PayPayカード
PayPayカードの限度額内でしかPayPayクレジットは利用不可
「PayPayクレジット」の上限金額は30日で200万円ですが、PayPayカードの利用限度額が50万円だと、それ以上は利用できないので注意が必要です。
「PayPayクレジット」は「PayPayカード」の支払い方法の一つで、分割払いやリボ払い・ボーナス払い等と同列の為、「PayPayクレジット」は「PayPayカード」の限度額内でしか利用はできません。
過去24時間 過去30日間 本人確認前 10万円 10万円 本人認証設定済み 50万円 200万円
また、本人確認を実施していなければ、1カ月間で10万円しかPayPayクレジットはできません。実際に私も、PayPayカードの利用可能額は40万円以上あるのに、PayPayクレジットは、8,000円位しか使えない・・・システムがおかしいんじゃないか・・と疑っていた時期もありましたが、からくりはそういう事でした。
デメリット
PayPay加盟店でしか使えず請求書払いもできない
前述しましたが「PayPayクレジット」の還元率は下記のようになります。
PayPay残高支払い | PayPayクレジット | PayPayカード | |
---|---|---|---|
通常還元率 | 0.5% | 1.0% | 1.0% |
PayPayステップ | +0.5% | +0.5% | +0.5% |
PayPayカード ゴールド所有 | ー | +0.5% | ー |
合計 | 1.0% | 2.0% | 1.5% |
※PayPayカードでPayPay(残高)チャージしてもポイント還元はありません。PayPay残高で決済した時のみ、0.5%のポイントが還元されます。 |
ただ、それはPayPay加盟店での決済に限られます。
請求書(電気・水道・ガス・通信料金等)のバーコードをPayPayアプリで読み込んで支払う場合は、PayPayクレジットではなくPayPay残高での支払いになります。
QRコード決済で断トツのシェア率を誇るPayPayの加盟店数は374万ヵ所と圧倒的ですが、クレジットカードの国際ブランドであるVISAやJCBの加盟店数に比べると少なくなるのは否めません。
よってPayPay加盟店以外では、PayPayカードでの支払いになり、ポイント還元率が少し下がるので注意が必要です。ただ、後述しますが、PayPayカードでの決済は、PayPayステップクリアにおいて重要な役割をになうことになります。
PayPayステップの難易度が高い。条件クリアの裏技は?
また、PayPayクレジットによる最大還元率2.0%を達成するには、PayPayカード ゴールドを所有(+0.5%)し、更に、月に30回以上で尚且つ、10万円以上の決済(+0.5%)が必要です。
日常的に利用して苦も無く達成できる方はいいですが、中には、、、というより大半の方はハードルの高さを感じるのではないでしょうか?結果、、、
無理に決済頻度を増やし無駄遣いになってしまった・・・
という声もたびたび見かけます。
それでは、本末転倒なので達成が難しい方は裏技を参考にしてみてください。
実は、2022年12月1日以降、PayPayカードによる決済もPayPayステップの特典の対象となる支払い方法に加わりました。つまり、PayPayカードで公共料金や携帯電話料金、家賃、保険料などの支払いはもちろんのこと、下記のようなQRコード決済や電子マネーへのチャージも対象となるんです。
ブランド | 還元率 | |
---|---|---|
QRコード決済 | au PAY | 1.0%還元 |
楽天ペイ | 1.0%還元 | |
d払い | 設定不可 | |
電子マネー | モバイルSUICA | 1.0%還元 |
モバイルPASMO | 1.0%還元 | |
SMART ICOCA | 1.0%還元 | |
nanaco | チャージ不可 | |
楽天Edy | チャージ不可 | |
WAON | 1.0%還元 | |
TOYOTA Wallet | 1.0%還元 | |
プリペイドカード | Kyash | 1.0%還元 |
B/43 | 1.0%還元 | |
バンドルカード | 1.0%還元 | |
※au PAYに登録できる国際ブランドはMasterCardのみです。 ※B/43、及びバンドルカードにチャージできる国際ブランドはVISAとMasterCardのみです。 |
PayPayステップの条件は、300円以上の決済を10万円以上なので、PayPayカードからチャージすれば、ポイントを獲得しつつスムーズに条件を満たすことができます。
ただし、連発しすぎると、チャージ時のポイントやそもそもチャージ不可になる可能性があります。実際、楽天カードから電子マネー「Kyash」へのチャージはポイント還元の対象外となったので、常識の範囲内でのみ利用するようにしましょう。
PayPayクレジットを開始 PayPayカード
海外・国内旅行保険が付帯されていない
PayPayカード及び、PayPayクレジットは、海外・国内旅行傷害保険が付帯されていません。よって、旅行時の保険が必須ということであれば、同じく年会費無料のエポスカードか、ワンランク上のPayPayカード ゴールドへのアップグレードをお薦めします。
PayPayクレジットとPayPayカードのメリットは?
年会費無料でポイント還元率が1.0%以上
PayPayカードとPayPayクレジットの最大の魅力は、年会費が無料なのにポイント還元率が高い点です。上述したようにPayPayクレジットやPayPayカード決済で1.0%。そして、PayPayステップをクリアすれば1.5%。更に、PayPayカード ゴールドを所持していれば、2.0%まで還元率が上がります。
PayPay残高支払い | PayPayクレジット | PayPayカード | |
---|---|---|---|
通常還元率 | 0.5% | 1.0% | 1.0% |
PayPayステップ | +0.5% | +0.5% | +0.5% |
PayPayカード ゴールド所有 | ー | +0.5% | ー |
合計 | 1.0% | 2.0% | 1.5% |
※PayPayカードでPayPay(残高)チャージしてもポイント還元はありません。PayPay残高で決済した時のみ、0.5%のポイントが還元されます。 |
Yahoo!ショッピングとLOHACOで5の付く日は5%還元
また、毎月5日・15日・25日は、PayPay残高・PayPayクレジット・PayPayカード・PayPayカード ゴールドによる支払いで+4%が還元されます。
還元率は、PayPay残高払いが4.5%でPayPayクレジット・PayPayカードでの決済は5.0%です。
PayPay残高へチャージする際に1.0%の還元はありません。PayPay残高による決済時のみ還元されるため、ポイント還元率は0.5%です。
よって、PayPayカードを持っているなら「チャージによる残高払い」ではなく「PayPayクレジット」による決済が圧倒的にお薦めです。
PayPayポイントが付与されるタイミングが分かりやすく早い
PayPayポイントは、PayPay払い等をしてから約30日後に付与される仕組みです。
楽天ポイントは月末締めの翌月15日払いなので、付与されるまでに最大で45日程かかることを考えると、回転率も早く使いやすいメリットがありますね。
また、ポイントがいつ反映されるかは、アプリ上で簡単に確認することができます。
利用限度額が上がりやすく最大で500万円?
PayPayカードは、年会費無料ですが、限度額が最大で500万円まで上がる場合があります。
最大限度額 | 増枠申請が可能な限度額 | |
---|---|---|
ショッピング枠 | 500万円 | 100万円 |
割賦枠 | 100万円 | 100万円 |
PayPayクレジット | 50万円/過去24時間 200万円/過去30日間 | ー |
キャッシング枠 | 50万円 | 50万円 |
※ショッピング枠で増枠申請が可能なのは100万円までです。属性やクレヒスの状況によっては、限度額が100万円以上になる場合もあります。 ※PayPayクレジットはショッピング枠の範囲内でしか利用はできません。 |
事実、SNS上では、利用限度額が爆上がりしたという声もたくさん見かけます。
もちろん、利用している金額やクレジットヒストリーによって、変わってくるとは思いますが、一度、金融事故を起こしたこともある、私でも、半年間の利用で50万円から150万円まで増枠されました。
他者と比べて圧倒的に時間も短く増枠される金額も高いので、継続利用する価値は十二分にあると思います。
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FamiPayやメルペイ等の後払いと比較したメリットは?
PayPayの「100億円あげちゃうキャンペーン」を皮切りに、QRコード決済サービスが爆発的に普及し始めました。その中で後払い(BNPL)を提供しているのは、PayPayとメルペイ・FamiPayの3社です。
PayPay | FamiPay | メルペイ | |
---|---|---|---|
年会費 | 0円 | 0円 | 0円 |
ポイント還元率 | 最大1.5% | 最大1.5% | 0% |
限度額 | 200万円/30日間 50万円/24時間 | 10万円 | 30万円 |
審査難易度 | 中 | 低 | 低 |
チャージ | 不要 | 不要 | 不要 |
精算時手数料 | 0円 | 0円 | 一部有料 |
リボ払いへの変更 | 可能 | 不可 | 可能 |
ただ、メルペイは、決済時に還元されるポイントが無い(メルカード所有者のみポイント還元有)ですし、FamiPayは、限度額が最大でも10万円と少ないです。その両者のデメリットを払しょくできる「PayPayクレジット」は魅力的ですが、その分、審査が他社と比べて厳しくなる印象を受けます。
よって、まずはPayPayクレジットの審査を受けて通過しなければ、メルペイスマート払いやFamiPay翌月払いの申し込みをしてみましょう。
PayPayクレジットを開始 PayPayカード
そして、それでもだめなら、審査通過の事例であふれかえっている「Nexus Card」を検討してみてはいかがでしょうか?
ちなみに、私は、以前金融事故を起こしてしまい人間失格の烙印を押されましたが、Nexus Card(旧Jトラストカード)でクレジットカードが作れない5年間をしのぎ、喪明け後にメルペイスマート払いやFamiPay翌月払いの審査に通過し、最終的にPayPayカード発行までこじつけました。
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よって、金融事故歴があってクレジットカードが作れない方の中で、余剰資金が5万円以上あるなら、Nexus Cardも選択肢としてはお薦めです。
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