メルペイスマート払い(メルペイ側が設定した上限金額内で決済し、それを翌月に後払いする方法)は、月末締めの翌月払いで、下記のように3つ清算方法があります。
そして、支払期限は口座からの引き落としを除き月末までで、期限を1日でも過ぎると延滞になります。
口座引き落としの支払日は、11日・16日・26日ですが、万が一、残高不足で引き落としができなかった場合は、再度自動引き落としが行われます(11日⇒16日、16日⇒26日、26日⇒月末)。
では、その時にメルペイはどのような対応をとるのか?
そして、その支払いを放置し続けてしまうとどうなるのか?
この記事ではまとめます。
清算期限を1分でも遅れた時のメルカリの対応は?
メルペイスマート払いは、使用した翌月末までに清算が終わらなければ延滞になり、下記のような対応を行いますので、延滞した時は「メルペイ残高にチャージ」または「コンビニ・ATM」にて早急に支払いを行いましょう。
では、具体的に見ていきましょう。
一部機能が利用できず、メルペイ残高(売上金)が未清算金額に充当される
メルペイスマート払いは当然のごとく使用ができなくなります。
「iD決済」にメルペイを設定している場合も支払いができなくなります。
またメルカリにおける取引は、購入はできませんが出品はできるので、購入者が受取り評価し売上金が入金されたらすぐに延滞分に充当されます。
その際、下記のように、延滞事務手数料が加算されている場合、先に充当されてから残金が延滞金に充てられます。
- 延滞金:10,000円
- 延滞事務手数料等:600円
- 売上金:7,000円
⇒充当後、清算すべき金額:2,400円(10,000円ー600円-7,000円)
メルペイスマート払いの上限金額が減り枠が復活しない?
利用者の状況により異なりますが、メルペイスマート払いを利用した日の翌月末までに清算しなければ、翌々月1日に上限金額が大幅に減る可能性があります。
最悪の場合は100円まで上限金額が減らされるので、制限が解除されても決済ができなくなります。
例えば、、、
- 9月1日に上限金額が10万円に上がる
- 9月23日にメルペイスマート払いで1万円決済
- 10月31日の清算期限に支払いが間に合わない
- 11月1日に利用上限金額が100円に引き下げられる
と、毎月1日に上限金額が変動します。
そして一度減枠されると、その後の清算をきちんと行っても、なかなか以前の上限金額まで戻らない方が多いようです。実際の声を簡単にまとめてみると、、、
利用可能枠はずっと15万円だったのに、1日返済が遅れただけで利用停止になった。
一度滞納したらいつまで経っても利用可能枠が3万円以上に戻らない。
過去一度遅延しただけで、何年も使ってるのに3万円から利用可能枠が上がらない。
15万円を1年半滞納後なんとか支払って、3ヵ月で15,000円まで利用可能枠が上がった。だけど、今月10分遅れで支払いを行うと枠が100円に下がった。
1日支払い遅れただけで利用可能枠が25万円から3万円まで下がった。
利用可能枠が25万円だったけど、1度支払いが遅れてからから10万円→8万円→10万円と行ったり来たりで、延滞前には戻らない。
4ヶ月滞納した後、利用可能枠が100円のままだったけど、なんとか支払ってから3ヶ月経過すると枠が25,000円まで上がった。
一度滞納したけど支払ってから3ヶ月くらいで20万円に戻った。
5月末清算期限の20万円を延滞したら、6月は100円枠に激減。6月になんとか返済して7月は1万円に利用可能枠が戻った。1ヶ月で100円からは復帰してる。
1万円を1年以上滞納してるのに15,000円の枠のままだったよ。もちろん使えなかったけど、清算したら15,000円に回復して定額払いの審査も通過した。
利用可能枠100円になってから3ヵ月で25,000円まで戻った。
月が変わってすぐ払ったレベルの滞納を2回して、20万円から10万円まで利用可能枠が下がったけど、3ヶ月程で20万円に戻った。そこから定額払い申し込んだら審査通過と同じタイミングで25万円に上がって、それから2、3ヵ月で30万円になった。
延滞事務手数料が円発生
2022年3月16日(水)以降は延滞事務手数料の新規加算は停止されました。3月15日以前に発生した延滞事務手数料は引き続き支払いをする必要があります。
定額払いを契約中もしくは契約したことがある方は延滞事務手数料は発生しませんが、それ以外のマンスリークリア(翌月に残高を一括清算)の方は、清算期限を過ぎると、延滞事務手数料300円が2週間に一度請求されます。
ただ、延滞を重ねても、それが延々と加算されていくわけではないようです。利用者の声を見てみると、、、
メルカリ延滞事務手数料(一括利用分)4,800円なるものが明記されてるが、手数料600円は毎月加算されていない。「延滞してる金額+延滞事務手数料4,800円」を支払うよう記載されている。
1年位払っていない3万円と1カ月延滞の3万円に対してメルカリ延滞事務手数料4,800円×2よ。延滞期間は違うのに延滞事務手数料が同じ4,800円なのが気になる。どういう計算なんだろ?
1年ちょっとで弁護士事務所からのメール・ハガキ・電話は来なくなったが、今までに無かったメルカリ延滞事務手数料(一括利用分)4,800円なるものが追加された。延滞月1件につき4,800円はキツい。
上記の声を参考にして考えると、300円が加算されるのは延滞から8ヵ月までで、それ以降は1件につき一律で「未払いのメルペイスマート払い債権に関わる費用(延滞事務手数料含む)」として4,800円が未清算金額以外に発生するようです。
あくまでも可能性で利用者によって請求される金額は異なる場合があります。
11月1~30日に1万円利用するも12月末までに未清算 | 12月1~31日に2万円利用するも1月末までに未清算 | |||
---|---|---|---|---|
ー | 加算手数料 (300円×2) | 合計手数料 | 加算手数料 (300円×2) | 合計手数料 |
1月末 | 600円 | 600円 | ー | ー |
2月末 | 600円 | 1,200円 | 600円 | 600円 |
3月末 | 600円 | 1,800円 | 600円 | 1,200円 |
4月末 | 600円 | 2,400円 | 600円 | 1,800円 |
5月末 | 600円 | 3,000円 | 600円 | 2,400円 |
6月末 | 600円 | 3,600円 | 600円 | 3,000円 |
7月末 | 600円 | 4,200円 | 600円 | 3,600円 |
8月末 | 600円 | 4,800円 | 600円 | 4,200円 |
9月末 | ー | 4,800円 | 600円 | 4,800円 |
10月末 | ー | 4,800円 | ー | 4,800円 |
11月末 | ー | 4,800円 | ー | 4,800円 |
12月末 | ー | 4,800円 | ー | 4,800円 |
年率14.6%の遅延損害金が発生
また、延滞事務手数料以外にも年率14.6%の遅延損害金が発生します。
計算方法は、、、、
です。
例えば、5月31日期限の未精算残高10,000円を6月30日に清算したとすると、、、
となります。
ただ、遅延損害金を請求されるケースはほぼ見かけず、大抵は「延滞事務手数料300円~4800円」だけが請求されています。1年返済を怠った方も下記のように遅延損害金は請求されていません。
メルペイとか言う闇金から300円借りてたのを忘れて一年放置していた結果がこちらです(;´Д`)
勤務先まで取り立てこられたら嫌なので払いますかね(;´Д`) #メルカリ pic.twitter.com/dEjEWS9ssX— Shenzhen trading(宮本商会) (@poyfpe) September 18, 2021
メルカリの本心としては恐らく、定額払いの契約をしていない方に対しては、延滞事務手数料と遅延損害金のどちらも請求したいのかもしれません。
我ながらわかりにくい。
メルカリの主張は以下。・金銭貸借ではなく立替払なので、金利の制限はない
・延滞事務手数料は遅延損害金とは別であり上限規定はない
・遅延損害金は消費者契約法上限の14.6%であり、延滞事務手数料と重複して取りうるなお元ツイートの人は遅延損害金を請求されていない。
— あっと (@atzy_) September 19, 2021
ですが、そうすると利用者からの批判や法的にグレーゾーンとなる可能性を恐れて、現行は片一方のみ請求をしているのではないでしょうか。
支払わず無視すると弁護士事務所から督促が?
では、清算期限を過ぎても支払わず放置し続けるとどうなるのでしょうか?
定額払いの延滞は信用情報機関に掲載される
まず、定額払い契約中の利用者が清算期限を過ぎると、延滞情報がCIC等の信用情報機関に提供されその履歴がしっかりと共有されることになります。
そして、それを3カ月以上放置してしまうと、異動情報(俗に言うブラックリスト入り)として掲載されてしまい、住宅ローンの審査はおろか、クレジットカードが利用停止され、最低でも5年間はカードの発行すらできなくなってしまいます。
回収を第三者に委託し場合によっては裁判?
更に、支払いを行わない利用者に対しては、メルペイが回収業務を下記弁護士法人へ委託し、メールやDM・電話等での督促が開始されます。
引用元:メルカリガイド
そして、封書が届き次第に色が青から赤に変わっていくそうです。
- 受任通知 兼 請求書
- 催告書
- 警告書
- 訴訟予告書
ただ、督促されたからと言って、すぐに裁判を起こされたり資産の差し押さえをされることはありませんが、支払いができない状態でも一旦は連絡をとり、今後の清算方法(分割払い等)をしっかりと話し合うようにしましょう。
滞納し続けるなら債務整理を!
しかしながら、世の中には強心臓の持ち主がゴロゴロいるもので、いくら弁護士事務所から督促が来ようが、、、
メルペイスマート払いの延滞金額なんて、各個人は少額になり回収の為に裁判を起こすことは無い。もし、仮に来たとしても、無い袖は振れないから来るなら来い。
との事で、1年以上放置すればメルカリ側が対応を行わなくなるケースもあるようです。実際の声を簡単にまとめてみると、、、
半年くらい毎日メール。そして、赤いラブレターが毎月届くが、一年無視したら届かなくなるらしいのであと半年頑張る。
1年ちょっとで弁護士事務所からのメール、ハガキ、電話は来なくなったが今までに無かったメルカリ延滞事務手数料(一括利用分)4800円なるものが追加された。
裁判にならない。1年以上滞納してるけどたまにハガキ来る程度・・・
6万円で毎日メール・毎月訴訟最終通知ハガキが来るけど半年間無視。電話番号は替えたし、払う気がないので引き続きシカト。裁判になってもシカト。
訴訟通知が来て怯えてるのかもしれないけど多分ただの脅し。仮に裁判起こされても払うつもりないなら払わなければいいだけの話だし、差し押さえなんて勤務先や給与の振込先知らないとできない。
裁判で数十万の費用を費やすのに数万の債務で裁判はあり得ない。だから、100万程度超えなければ弁護士代理訴訟はできないとみてよい。一般的に支払督促手続きだが、債務者に申し立てされると正式裁判になり費用もかかるから、債権者側の方がむしろやりたくない。
良心の呵責に耐えられなくて支払いしてる人も居るけど・・・メールとか脅しだからね。
現在の3弁護士事務所はあくまで債権回収業務委託であって電話・郵送・メールでの請求催促の業務委託。3弁護士事務所において1件あたり25万円程度での代理訴訟引き受けはコスト的に無理なはず。またメルペイも訴訟額25万で勝訴しても1円の利益もなくマイナス費用倒れ。皮肉にも訴訟額が低いことが裁判訴訟履行を困難にしているものと考えられる。
上記のような声を見ていると、自分だけではないし踏み倒しても良いかなぁ?という考えが頭をよぎるかもしれません。
実際、定額払いの契約をしていなければ、信用情報機関に情報を共有されることもないので、メルカリさえ使わなければ日常生活に何の影響もなくなることになります。
ですが、本当に裁判を起こされたり、給料や財産の差し押さえは行われないのでしょうか?
もし万が一、そのような事が起こってしまったら、本人だけでなく家族や職場にも迷惑がかかり社会的な信用をも失ってしまいます。そのような最悪のケースを想定すると、延滞し続けるという選択肢はなくなりませんか?
他者への見せしめの為に、メルペイ側が損失を被ってでも回収に乗り切るかもしれません。
そんなことを考えて、ドキドキと落ち着かない日々を送るより、まずは弁護士事務所またはメルペイに連絡して、多少の厳しいことは言われるかもしれませんが、どのように返済していくか、相談すべきだと私は思います。
もしメルペイ以外にも借金があり、にっちもさっちもいかないという方は、債務整理も検討してみましょう。プロに頼めば、全ての消費者金融に連絡及び、交渉をしてくれるので、その時点で督促はなくなりますし、収入に見合った返済計画をしっかりと立ててくれますよ。
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