STORES決済(旧:Coiney)のメリット・デメリット!PayPayやd払い・au PAYへの対応予定は?

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スマートフォン決済端末

スマートフォンやタブレットだけで導入できる実店舗型のカード決済システム「STORES決済(旧:Coiney)」。

最近では頻繁にテレビCMも流れていますね。

この決済システムは、カードリーダー端末スマートフォンだけでクレジットカードや電子マネー決済が可能になり、競合他社にはSquare・楽天ペイ・Airペイ・Times Pay・JMSおまかせサービスがあります。

ということで、この記事では上記5社と比較した「STORES決済(旧:Coiney)」のメリット・デメリットを徹底的にまとめます。

 

評判・口コミは?

「STORES決済(旧:Coiney)」導入店舗は、初期設定さえ終われば操作が簡単。そして導入により請求業務の時間を大幅に短縮できたことをメリットとして挙げられています。

またお客様にとっては決済手段の選択肢が増えますし、何より混雑時のカード払いは現金決済に比べて圧倒的に業務効率化につながります。待ち時間が少なくなることを考えるとシステムバグ等を除いてデメリットに感じるわけがありません。

他社に関しても同じような意見が多いです。

では他社と何が違うのか。メリット・デメリットを踏まえて比較していきたいと思います。

 

メリット

導入コスト実質無料で月額費用も0円

STORESは、2023年3月現在、19,800円相当のカードリーダーを無料でゲットできるキャンペーンを実施しています。

月額費用初期費用リーダー端末代金
(プリンタ代金)
プリンタ機能スマホ等
Airペイ0円0円20,167円×必要
楽天ペイ0円0円19,800円×必要
STORES決済0円0円19,800円×必要
おてがるPay0円38,280円23,100円
(15,180円)
必要
Square0円7,980円7,980円×必要
Times Pay0円38,000円※38,000円
(含む)
不要
※金額は税込みです。
※Square、おてがるPay、Times Payを除きリーダー端末代金は不要です。
※Times Payは、リーダー端末・タブレット・プリンタ代金を含んだ金額です。

 

分割・リボ払いに対応

「STORES決済(旧:Coiney)」の一番のメリットは2回払いとリボ払いに対応していることです。

リボ払い等が使用できる国際ブランドはVISA、MasterCardのみと限られてはいますが、比較対象のサービスが1回払いしか利用できず、今後も分割・リボ払いへの対応予定はないとの事。

他社は分割(リボ)払い希望のお客様へは決済後の支払い方法変更を推奨しているようですが、利用者にとっては手間になりますし、支払い方法を変更できることすら知らない方も多いです。勿論、1回払いしか使わないという方もいると思いますが、選択肢が多いことがデメリットになる要素はありません。

ただ、Times Payは24回払いの分割払いにも対応しており、リボ払いにおいてはSTORES決済よりも対応国際ブランドが多いです。

分割払いリボ払い
・Visa
・Mastercard
・Visa
・Mastercard
・Diners Club
※上記以外のブランドは、1回払いにしか対応していません。

 

よって、分割・リボ払いができるというだけでSTORES決済を選択するのはやめましょう。

JMSおまかせサービスの分割・リボ払いに対応している国際ブランドを窓口に問い合わせましたが、回答を得られませんでした。

 

電子マネーへ対応

「STORES決済(旧:Coiney)」は、2018年12月に国内の主要電子マネーへ対応を開始。更に、2021年10月13日より、決済手数料が3.24%から1.98%へと大幅に引き下げられ、突出した魅力を放つようになりました。

楽天ペイAirペイSTORES決済おてがるPaySquareTimes Pay
nanaco3.24%××××3.24%
楽天Edy3.24%×××××
WAON3.24%××××3.24%
Suica3.24%3.24%1.98%3.24%3.25%3.24%
PASMO3.24%3.24%1.98%3.24%3.25%3.24%
Kitaca3.24%3.24%1.98%3.24%3.25%3.24%
TOICA3.24%3.24%1.98%3.24%3.25%3.24%
manaca3.24%3.24%1.98%3.24%3.25%3.24%
ICOCA3.24%3.24%1.98%3.24%3.25%3.24%
SUGOCA3.24%3.24%1.98%3.24%3.25%3.24%
nimoca3.24%3.24%1.98%3.24%3.25%3.24%
はやかけん3.24%3.24%1.98%3.24%3.25%3.24%
iD3.24%3.74%×3.74%3.75%×
QUICPay+3.24%3.74%×3.74%3.25%×
Apple Pay3.24%3.74%×3.74%××

 

「Coineyペイジ」で対面以外の決済も簡単

電話やインターネット等の注文の際、どんな風に対応されてますか?

一番多いのは、請求書を郵送しての振込依頼だと思います。だけど振込よりカード決済を好まれる方のほうが多いんですね。

理由はクレジットカードのポイント還元にあります。

カード決済であれば獲得できるポイントが振込の場合はもらえません。そして金額が大きくなればなるほど「ポイントが貰えない」というお客様の想いは強くなります。そうなれば最終的にはカード決済ができる店舗を選ぶようになると思いませんか?

よって店舗にとって、どんな場面でもカード決済ができることは必須となりつつあるわけです。しかし導入が面倒くさい。費用もかかるし操作も難しそう。

そんな時、おすすめなのが「Coineyペイジ」です。

「Coineyペイジ」なら初期費用や月額料金が無料で導入できます。又、操作方法も至ってシンプル。

  1. 金額と名前を入力して画面を作る(店舗)
  2. メールで送る(店舗)
  3. カード情報入力(お客様)

たったこれだけなんです。今まで紙ベースで請求書を送付していた手間も費用もかからずにお客様に喜ばれるシステムなんですね。

公式サイト STORES 決済 (旧:Coiney) |公式サイトはこちら



但し、一点留意事項があります。

「楽天ペイ」も同じような決済が可能なので比べてみると、どちらかといえば「楽天ペイ」の方がセキュリティ面で安心感があります。

上記の手順を見て頂ければ分かると思いますが「Coineyペイジ」の場合、カード情報をそのまま入力しなければならないんです。

対する「楽天ペイ」はアプリ上にカード情報を登録して決済します。つまりはワンクッション置く形になり直接入力が必要無い

どちらがセキュリティ面で優れているかは専門家の方しか分からないと思いますが、直接入力よりは安心して決済ができるように思います。

 

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デメリット

スマホ・タブレットやプリンターの用意が必要

STORES決済は、カードリーダー端末を無料でゲットできるキャンペーンを実施していますが、タブレットやプリンターが付いてくる楽天ペイのキャンペーンに比べると魅力は半減してしまいます。

STORES決済を利用する為には、スマートフォンかタブレットは必須です。プライベートのスマートフォンとの併用が苦にならない方以外は、事業用の端末をご自身で用意しなければなりません。

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売上金入金が遅い

「STORES決済(旧:Coiney)」のデメリットとして挙げられるのが、売上金の入金です。売上金は自動・手動どちらも選択できますが自動だと月末締めの翌月20日払い。手動だと下記表のように2営業日程かかります。

 

楽天ペイは翌日Squareは翌営業日を最短としている為、入金に関しては少し遅くなるはマイナスポイントと言わざる負えません。又、売上金が10万円未満の場合、振込手数料が200円かかるのもデメリットの一つです。

 

業種により扱える国際ブランドが違う

「STORES決済(旧:Coiney)」で決済可能なクレジットカードの国際ブランドは6種類です。

SquareSTORES決済/楽天ペイAirペイ/Times PayおてがるPay
VISA

3.25%

3.24%

Master
Card

3.25%

3.24%

American
Express

3.25%

3.24%

3.74%

JCB

3.25%

3.24%

Diners
Club

3.25%

3.24%

Discover
Card

3.25%

3.24%

UnionPay

※3.24%

※3.25%

※Square・STORES決済・楽天ペイ・Times PayはUnionPayに非対応です。

 

しかしながら、気をつけなければいけない点もあります。それは業種ごとに扱える国際ブランドが違う点です。「STORES決済(旧:Coiney)」は他社と同じく審査が2段階あります。

1次審査2次審査
Square・Visa
・MasterCard
・American Expres
⇒最短当日
・JCB
・Diners Club
・Discover
・電子マネー
⇒最短3日
STORES決済・Visa
・MasterCard
⇒最短2~3営業日
・WeChatpay
⇒最短3営業日
・American Express
・JCB
・Diners Club
・Discover Card
⇒最短5営業日

・交通系電子マネー
⇒最短10営業日
楽天ペイ・Visa
・MasterCard
・楽天Edy
・交通系電子マネー
・nanaco
⇒最短3~4営業日
・JCB
・American Express
・Diners Club
・Discover
・QUICPay
・iD
・au PAY
⇒最短2週間程度
Airペイ・VISA
・MasterCard
⇒最短3営業日
・JCB
・American Express
・Diners Club
・Discover
・交通系電子マネー
・QUICPay
・iD
・d払い
・PayPay
・LINE Pay
・WeChat Pay
⇒最短4営業日
Times Pay
おてがるPay
・VISA
・MasterCard
(・Union Pay)
⇒3週間~1ヵ月程
・JCB
・American Express
・Diners Club
・Discover
・電子マネー
⇒3週間~1ヵ月程
※Times PayとおてがるPayを除き、2次審査の起算日は1次審査の終了日です。
※Union Payは、おてがるPayのみ対応しています。

 

そして、他社と大きく異なるのは以下に該当する業種の場合は二次審査を始めから受けられない事です。

電力、水道、ガス、公共料金(その他)、電話利用(通話)、インターネット接続サービス、便利屋・代行、結婚相談所

つまりは始めからVISA、MasterCardそしてセゾンカードしか扱えないので注意が必要です。

尚、セゾンカードのJCBブランド等は利用可能です。

 

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QRコード決済が使えない

STORES決済が対応しているQRコード決済は、Wechat PayのみでPayPayやd払い・au PAY等には非対応で、2022年4月時点で対応予定は未定との事です。

Wechat Payとは中国人のスマートフォン保持者の約9割(6億人)が使うSNS「Wechat」を利用した決済方法で、日本でいう「LINE Pay」と同じようなものです。

楽天ペイSTORES決済AirペイSquare
楽天ペイ3.24%×××
au PAY3.24%×3.24%×
d払い××3.24%×
PayPay××3.24%3.25%
LINE Pay××3.24%×
ゆうちょPay××××
ANA Pay××××
EPOS Pay××××
銀行Pay××××
WeChat Pay×3.24%3.24%×
ALIPAY××3.24%×
atone××××
K PLUS××××
ギフティプレモPlus××××
pring××××
Jcoin××1.08%×
Union Pay××3.24%×
JAL Pay××××
※おてがるPay・Times PayはQRコード決済に対応していません。

 

QRコード決済の王者であるPayPayに対応していないのは難点ですが、対応している他社の手数料も決して安いとは言えません。よって、導入するのであれば、個別の方がメリットは大きいです。

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「STORES決済(旧:Coiney)」のメリット・デメリット

以上、他社と比較した「STORES決済(旧:Coiney)」のメリット・デメリットについてまとめてみました。

メリットデメリット
・19,800円の端末を無料でゲット
・分割・リボ払いに対応
・電子マネーの手数料が業界最安
・WeChatPayに対応
・Coineyペイジでネット・電話もカード決済可
・スマホ、タブレットやプリンターの用意が必要
・売上金入金が遅い
・業種により扱える国際ブランドが違う

 

STORES決済は、上述した二次審査が受けられない業種であればセゾンカード以外のJCBブランドが使えない可能性がありますし、審査に通過したとしても売上金の入金が遅いぶん資金繰りの悪化を招いてしまう可能性が他社より高いという大きなデメリットがあります。

ただ、2回払いやリボ払い等、複数の支払い方法を選択できるの点はメリットですし、交通系電子マネーの手数料は業界最安い水準とデメリットがかすむ程の大きな魅力があるので、駅チカの店舗は真っ先に導入を検討すべき決済サービスだと私は思います。

 

公式サイト STORES 決済 (旧:Coiney) |公式サイトはこちら

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