楽天カードリボ払いには、以下の3つがあります。
- 通常のリボ払い
- 自動リボ
- あとからリボ
そして、その中で最も怖いのは自動リボで、借金地獄に近い支払い方法です。更に、、、
楽天カードは勝手に自動リボになっていた。
という声も多く見かけます。だから、ご自身が自動リボの設定をしているか分からない方や、自動リボと分かったうえで利用し続けている方は、今すぐ解除することをお薦めします。
では、そこまで危険な理由はなんなのか?
通常のリボ払いの違いと共に徹底的にまとめます。
自動リボとリボ払いの違いは?
自動リボと通常のリボ払いは以下の2点です。
- 買い物時の申告が不要
- 1回払いとの併用不可
では、具体的な違いを見ていきましょう。
買い物時の申告が不要
通常のリボ払いは店頭で、、、
リボ払いでお願いします。
と申告する必要があります。対する自動リボは、1回払いが全てリボ払いの残高として計上される為、申告は不要です。
私もリボ払いを利用したことがありますが、レジで申告するのって恥ずかしいですよね。それが故に、1回払いで購入してからあとからリボ払いに変更する方が多いようですが、自動リボではその手間が無くなるから便利・・・
というよりは、リボ払いの頻度を増やしてしまう支払い方法なんです。
1回払い不可なので公共料金・携帯料金もリボ払いに
自動リボは、1回払いが全てリボ払い(分割払いとの併用は可能)となります。
ということは、クレジットカードで公共料金や携帯料金を支払っていると、それもリボ払い。ETCカードの利用代金もnanacoや楽天Edy等の電子マネーにチャージした金額も全てです。
つまり、日常生活全ての料金に手数料がかかっていると言っても過言ではありません。こんな無駄な事はないですよね。だから、自動リボを設定している方は今すぐに解除することを強くお薦めします。
自動リボの設定方法と反映時期は?
では、楽天カードの自動リボはいつ設定するのでしょうか?答えは以下のどちらかです。
- カード申し込み時
- カード受け取り後に変更
①のカード申し込み時は、「基本情報の入力」の中盤あたりで、申し込むか否かを設定することになります。
②のカード受け取り後に変更する場合には、楽天e-NAVIの「自動リボの登録・解除」から設定するか楽天カードコンタクトセンターへ電話連絡が必要になります。
尚、設定はリアルタイムで反映されるので、次回の買い物から自動リボが適用されることになります。
アクション | 利用残高 |
---|---|
3/1に10万円を1回払いで購入 | 1回払い残高:10万円 リボ残高:0万円 |
3/10に自動リボ設定 | 1回払い残高:10万円 リボ残高:0万円 |
3/15に5万円を1回払いで購入 | 1回払い残高:10万円 リボ残高:5万円 |
◆4/27の請求金額(支払いコース3千円の場合) ・1回払い:10万円 ・リボ払い:3千円+手数料 ⇒合計103,000円+手数料 ◆5/27の請求金額(支払いコース3千円の場合) ・1回払い:0万円 ・リボ払い:3千円+手数料 ⇒合計3,000円+手数料 |
自動リボ解除後の残高支払いは?
自動リボの解除は、設定時と同じく楽天e-NAVIの「自動リボの登録・解除」からか、楽天カードコンタクトセンターへの電話連絡で手続きはできます。
解除もリアルタイムで反映されるので申し込み時、自動リボの設定をしてしまっていた方は早急に手続きを行いましょう。但し、解除前に購入した分はリボ払いの残高として計上されており、これらの残高は自動リボ解除後もリボ払いとして支払わなければなりません。
アクション | 利用残高 |
---|---|
3/1に自動リボ設定 | 1回払い残高:0万円 リボ残高:0万円 |
3/2に10万円を1回払いで購入 | 1回払い残高:0万円 リボ残高:10万円 |
3/10に自動リボ解除 | 1回払い残高:0万円 リボ残高:10万円 |
3/15に5万円を1回払いで購入 | 1回払い残高:5万円 リボ残高:10万円 |
◆4/27の請求金額(支払いコース3千円の場合) ・1回払い:5万円 ・リボ払い:3千円+手数料 ⇒合計53,000円+手数料 ◆5/27の請求金額(支払いコース3千円の場合) ・1回払い:0万円 ・リボ払い:3千円+手数料 ⇒合計3,000円+手数料 |
自動リボが悪質と消費者センターに相談した方も?
上述したように、楽天カードは申し込み時に自動リボを設定する画面があります。ですが、
設定した覚えがない。
という声をかなり多く見かけました。また、
思っていたよりも請求金額が少ないことに疑問は持ちつつも放置しており、数か月後に確認したらリボ払いの利用残高が数十万円にもなっていた。
という方もいらっしゃり、中には消費者センターに相談されたケースもあるようです。
楽天カードの言い分としては、利用規約に同意したうえで申し込みをしているはずなので法的には問題ないとの事。私もこの意見には賛成です。なぜなら申込画面では下記のように「申し込む/申し込まない」のどちらにもチェックが入っていないから。
これで「申し込む」に最初からチェックが入っているなら、確認不足で申し込みを済ませてしまう方に自動リボを強要する事になりかねないので悪質だとか罠だとかいう声も頷けます。ですが、それすらない。
申込時に本人がどちらかを必ずチェックしているんです。
また、請求金額の内訳をしっかりと確認していない点でも落ち度はあると思います。結果、支払わなくてもいい手数料を払わなければならない。だから、そうならない為にも、、、
請求金額の内訳を毎月しっかりと確認
するようにしましょう。
それが、自動リボになっているか否かは勿論、クレジットカードの不正利用にも早く気付けるようにもなり、結果的に自分の身を守ることに繋がるんです。
悔しい思いをしてからでは遅いですよ。
◆参考記事
メリット・デメリットまとめ
以上、楽天カードの自動リボについてまとめてみました。
メリット | デメリット |
---|---|
・買い物時、申告せずにリボ払いが可能 | ・1回払いとの併用不可 ・残高が増えやすいため、手数料が高くなる |
自動リボは、買い物時の申告やあとからリボ払いに変更する必要がないので、リボ払いを頻繁に使う方にとってはメリットが大きい支払方法です。
しかしながら、1回払いが全てリボ払いの残高として計上されることになる為、結果的に支払う手数料は物凄く増えることになるんです。おまけにご自身で支払いコースを設定しなければ元本返済は少なく手数料だけを支払うような感覚に陥ります。
利用残高 | 総支払額 | 総手数料 | 支払期間 |
---|---|---|---|
10万円 | 113,120円 | 13,120円 | 20ヵ月 |
20万円 | 251,240円 | 51,240円 | 40ヵ月 |
30万円 | 383,115円 | 83,115円 | 50ヵ月 |
40万円 | 527,490円 | 127,490円 | 60ヵ月 |
50万円 | 684,365円 | 184,365円 | 70ヵ月 |
100万円 | 1,656,240円 | 656,240円 | 120ヵ月 |
※手数料や支払期間は、楽天カードの返済シュミレーションで計算しています。 ※支払いコースの最低が5,000円の場合で計算しています。 |
つまり、自動リボはリボ払いにする手間が省けるだけで他は何一つ良いことは無く自分の首を絞めるだけの支払い方法です。
だからもし、
今月の支払いが厳しい。
という場合には、あとからリボ等で支払金額を調整するだけに留め、余裕のある時に残高を一括返済するようにしましょう。
今、自動リボ払いをされている方は一刻も早く解除すべきだと私は思います。
◆参考記事
コメント