セゾンカードのリボ宣言はデメリットだらけで危険なので解除必須!初期設定無しで勝手に?

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分割・リボ払い

セゾンカードのリボ払いには以下の3種類があります。

どれもリボ払いの残高として計上されますが、「リボ宣言」は自動リボなので、残高や手数料が増えやすくリスクの高い支払い方法です。

  • その具体的な理由は何なのか?
  • 知らずに利用していたが解除後の支払いや残高はどうなるのか?

通常のリボ払いの違いと共にまとめます。

セゾンカードのリボ払いは特殊?

リボ払いとは、毎月の支払いを、ほぼ一定に保つ事ができる為、計画的な返済が可能な支払い方法です。

ショッピングする時に、、、

リボ払いでお願いします。

と申告するか、1回・2回・ボーナス1回払いの利用分をあとからリボ払いに変更した時に、残高として計上されます。

また、セゾンカードのリボ払いは他社と比べて特殊な点が2つあります。

  • 割賦枠がなくリボ払いの限度額を「0」にできない
  • 支払いコースと手数料計算が複雑

 

リボ払いの限度額を0にできない

通常、クレジットカードには割賦枠というものがあります。

割賦枠とは、分割払いやリボ払い専用の枠で1回払いの内枠として設けられることが多いです。

 

しかしながら、他社と違いセゾンカードには、割賦枠が設けられていません。1回払いとリボ払いで利用できる金額が同じなんですね。

よって、利用限度額を増額するときは割賦枠も同時に上がります。つまり、他社のようにリボ払いを利用不可にできないんです。

 

◆参考記事

セゾンカードの限度額変更!一時・継続的な枠の引き上げ審査と減枠の申込方法!
セゾンカードの限度額がギリギリ・・・ そんな時は、以下2種類の選択肢があります。 別のクレジットカードを作成 限度額の変更手続き しかしながら、クレジットカードの新規作成となると、どうしても審査やカード到着までに時間がかかってしまいますね。...

 

支払いコースと手数料計算が複雑

セゾンカードの毎月の請求金額は支払いコースと利用残高により決まります。

支払いコース利用残高月々の返済金額
(弁済金)
長期コース1~60,000円3,000円
60,001~80,000円4,000円
80,001~100,000円5,000円
100,001円~は 20,000円増すごとに1,000円ずつ加算
200,001円~は 25,000円増すごとに1,000円ずつ加算
400,001円~は 50,000円増すごとに1,000円ずつ加算
500,001円~は 50,000円増すごとに2,000円ずつ加算
標準コース1~100,000円10,000円
100,001円~150,000円15,000円
以降50,000円増すごとに5,000円ずつ加算
定額コース3万円以上1万円単位で金額を指定

申し込み時等に、選択した上記3つ支払いコースと、リボ払いの残高に応じた金額を支払う仕組みです。他社は、毎月の指定支払い金額を5千円・1万円等と決めるだけ。

つまり、セゾンカードは毎月の返済金額が「支払いコース・リボ払いの残高」と2つの要素で確定することになるんです。

また、手数料の計算も煩雑です。計算式は以下のようになります。

ショッピングリボ残高×実質年率÷365日×手数料が発生した日数

まず、カード会社の多くはショッピングリボは月割計算です。だから、

ショッピングリボ残高×実質年率÷12

等で簡単に計算できます。

更に、手数料が発生した日数は、、、

  1. 毎月15日~引き落とし日(4日)
  2. 引き落とし日翌日(5日)~14日

の2回に分けられ挙句の果てに①の期間は2回目以降の支払いでしか計算を行いません。手数料の計算も物凄く複雑なんですね。

 

▼セゾンカードの手数料計算方法詳細▼

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初期設定はいつ?リボ払いとの違いは?

まず、リボ宣言は申し込み時「③サービスの入力画面」にて設定します。

 

そして、通常のリボ払いとは以下の点が異なります。

  • 買い物時の申告が不要
  • 1回払いとの併用不可

 

ショッピングの時に申告が不要

上述したようにリボ払いは買い物時に「リボ払いと申告」又は「リボ変更」をすると残高として計上されます。対する「リボ宣言」は、1回払いでショッピングした分が自動的に全てリボ払いの残高になるので、申告は不要です。

勝手にリボ払いになっている。

と思われている方がいらっしゃいますが決してそうではありません。必ず、カード申し込み時か発行後に「リボ宣言」への登録手続きをしているんですね・・・

また、リボ払いを利用した事のある方は分かると思いますが会計時に「リボ払い」って言うのは恥ずかしい時ありますよね。

「リボ宣言」は、その必要がなくので気持ち的な面でメリットと言えるでしょう。

 

1回払いとの併用不可

通常のリボ払いは、ご自身でリボ払いにするか否かを選択できますが「リボ宣言」では1回払いとリボ払いを組み合わせる事ができなくなります。これは思っている以上にデメリットが大きいです。

なぜなら、クレジットカードで公共料金や携帯料金を支払っていると、それもリボ払い。ETCカードの利用代金もなにもかも全てです。

つまり、日常生活全ての料金に手数料がかかっていると言っても大げさではありません。こんな無駄な事はないですよね。だから、できる限り早めの解除をお薦めします。

尚、分割払いとの併用は可能です。分割での支払いを希望の場合、支払い時に必ず申告するようにしましょう。

 

リボ宣言の解除

リボ払い自体を使えなくすることはできませんが、「リボ宣言」に至っては解除が可能です。手続き方法は、以下の3つ。

手続き方法
電話◆パーソナルアンサー
・0120-24-8376

◆インフォメーションセンター
・0570-064-133
・03-5996-1111
・06-7709-8000

◆ゴールドインフォメーションセンター
・0120-300-989
・03-3565-7030

◆セゾンアメリカン・エキスプレス・カードデスク
・0120-399-930
・03-5996-1123
インターネットNetアンサー
カードカウンター店舗一覧
※パーソナルアンサー(自動音声ガイダンス)を除き電話での受付は、1/1を除く9時~17時です。

手続き後のショッピングは全て1回払い等になります。ただし、残っているリボ払いの残高だけはリボ払いのまま引き続き請求されます。

解除後未解除
2月7日自動リボ解除
2月10日3万円の買い物
・1回払い残高3万円
・リボ残高2万円
3万円の買い物
・1回払い残高0万円
・リボ残高5万円
3月4日33,000円支払い
(30,000円+3,000円)
3,000円支払い
◆条件
・支払いコース:長期コース
・1回払いの残高:0万円
・リボ払いの残高:2万円

手数料を無駄に支払うだけなので可能であれば、一括返済を行いましょう。

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尚、リボ宣言解除後もリボ払いが利用できなくなるわけではありません。買い物をする際に、リボ払いと申告または、1回払いの残高をあとからリボ払いに変更することもできます。そして勿論、リボ宣言への再登録も可能です。

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メリット・デメリットまとめ

以上、リボ払いとリボ宣言の違いについてまとめてみました。

メリットデメリット
・支払い金額を最小限に留められる
・買い物時、申告せずにリボ払いが可能
・キャンペーンで1,000円キャッシュバック
・1回払いとの併用不可なので残高が増えやすい

リボ宣言は、リボ払いを頻繁に利用される方にとってはメリットは大きいです。私もリボ払いはした事がありますが、店頭で、、、

「リボ払い」でお願いします。

と言うのって恥ずかしいんです。また、店舗によってリボ払いができない場合は羞恥心が倍増します・・・だから、仕方なくひと手間かけてインターネットでリボ払いに変更していましたが、リボ宣言であれば、そんな手間や不安がなくなります。

また、リボ宣言の申し込み又は、長期コース新規入会(変更)で最大1,000円がキャッシュバックされるキャンペーンも魅力の1つですね。

しかしながら、デメリットは大きいです。

まず、上述したキャンペーンですが、抽選なので確実にキャッシュバックを受けられるわけではありません。キャンペーン目的でのリボ宣言・長期コースの登録は絶対にやめましょう。

また、1回払いとの併用ができない自動リボなので、リボ払いの残高は確実に増えやすくなります。返済シミュレーションで確認すると手数料合計金額は以下のようになります。

金額支払い回数手数料合計
6万円23回8,736円
10万円23回14,569円
20万円23回29,168円
30万円25回47,550円
50万円30回95,820円
100万円30回191,678円

そして、手数料を支払うことに慣れてしまえば最後。

手数料をいくら払ったか分からない。でも残高は減ってない・・・

という事になりかねません。

「リボ宣言」はそのリスクを確実に高めてしまう支払い方法です。確かに出費がかさみ支払いが厳しい時もあると思いますが、リボ払いを利用するのはその時だけに留め、余裕ができたら多く支払うという決意を忘れないよう早めの返済を心掛けましょう。

 

◆参考記事

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