イオンカードには、クレジットカード機能を搭載した一般的なイオンカードとイオン銀行のキャッシュカード機能がプラスされたイオンカードセレクトがあります。
両者の大きな違いは、引き落とし口座をイオン銀行以外にできるか否かですが、それ以外にも相違点があるので、どちらのカードにするか迷われる方も多いと思います。
結論を言えば、イオンカードセレクトがお薦めですがその理由はなんなのか?
メリット・デメリット踏まえ徹底的にまとめます。
また、カード切り替え時に気になる、キャンペーンやWAON・ポイント・利用残高等に関してもコールセンターに確認のうえQ&A形式で記載しているので、参考にしていただければ幸いです。
両者の違い
イオンカードとイオンカードセレクトの基本情報は以下のようになります。そして、違いは赤字の部分です。
イオンカード | イオンカードセレクト | |
---|---|---|
年会費 | 永年無料 | |
国際ブランド | VISA、MasterCard、JCB | |
ポイント還元率 | 0.5%~ | |
機能 | ・クレジットカード ・電子マネーWAON ・WAON POINTカード | ・クレジットカード ・電子マネーWAON ・WAON POINTカード ・イオン銀行キャッシュカード |
付帯カード | 家族カード、ETCカード、イオンiD、Apple Pay | |
引き落とし口座 | 指定なし | イオン銀行 |
WAONオートチャージ | ・ポイント付与無 ・クレジットカード利用分として請求 ・オートチャージ制限なし | ・ポイント付与有 ・イオン銀行口座から引き落とし ・1日1度が限度 |
イオン銀行の特典 | 無 | 有 |
イオン銀行のキャッシュカードとして利用可能
イオンカードセレクトは、イオン銀行のキャッシュカードとしても利用できるので財布がかさばりません。ただし、引き落とし口座は、イオン銀行しか設定できないので、口座を持っていない方は、カード申し込み時に同時開設が必要になります。
▼イオン銀行口座同時開設▼
一方で、イオンカードは引き落とし口座を選択できます。ただし、後述するイオン銀行のステージを重要視される方にとっては、メリットが少なくなるので注意が必要です。
◆参考記事
WAONのオートチャージ
イオンカードセレクトは、オートチャージでポイントを獲得できます。ただし、1日に1度しかオートチャージができません。また、チャージ分は、クレジットカード利用分として請求されるのではなくイオン銀行の口座から直接引き落としされます。
一見、不便に感じますが、残高以上の利用や複数回のチャージができない点は、不正利用の可能性を減らせるというメリットにもなりえます。
銀行口座と何らかのサービスを連携させる場合は、不正利用被害額を減らすためにも、残高を最小限にしておくことをお薦めします。
一方で、イオンカードは、オートチャージによるポイントは獲得できません。しかしながら、クレジットカードの利用分として請求されるので結果的にはイオンカードセレクトと同じポイントが付与されることになります。
また、イオンカードセレクトと違いオートチャージの回数に制限はありません。
イオン銀行スコアが+10点
イオン銀行で取引を行うごとに点数が加算され、以下のようにステージが決まります。
「イオンカードセレクト・イオン銀行キャッシュ+デビット・イオンデビットカード」は契約しているだけで毎月10点が加算されます。これが通常のイオンカードにはないメリットです。
尚、イオンカード所持者は、引き落とし口座をイオン銀行にすることでカード利用金額に応じた以下の点数がもらえます。
イオン銀行が引き落とし口座のイオンカードセレクトも勿論、対象となります。
口座振替金額 | スコア |
---|---|
1円~2万円未満 | 10点 |
2万円~4万円未満 | 20点 |
4万円~6万円未満 | 30点 |
6万円~8万円未満 | 40点 |
8万円~10万円未満 | 50点 |
10万円~12万円未満 | 60点 |
12万円~14万円未満 | 70点 |
14万円~16万円未満 | 80点 |
16万円~18万円未満 | 90点 |
18万円~ | 100点 |
発行後の手続き
カード発行後でも紛失や引っ越しをしたときは、手続きが必要になりますよね。ですが、イオンカードセレクトは、イオン銀行のキャッシュカードも兼ねている為、イオンカードだけでなくイオン銀行の両方で手続きが必要になる場合があるんです。
イオンカード | イオン銀行 | |
---|---|---|
紛失 | どちらでも可能 | |
再発行 | どちらでも可能 | |
住所変更 | どちらでも可能 | |
名義変更 | どちらでも可能 | |
限度額変更 | 〇 | 不可 |
解約 | 両方で手続きが必要 |
利用限度額の変更を除き、基本的な手続きはイオンカード・イオン銀行どちらかの窓口に問い合わせれば自動で連携されますが、解約時はイオン銀行口座を解約するか否かで手続きが異なります。
- イオン銀行口座を残す場合
⇒新しいキャッシュカードの発行手続きがイオン銀行で必要 - イオン銀行口座を残さない場合
⇒確認事項があればイオン銀行から連絡があり手続きが必要
入会前から解約のことまで考える方は少ないかもしれませんが、知っておいても損はない情報だと思います。
メリット・デメリットまとめ
以上、イオンカードセレクトとイオンカードの違いについてまとめてみました。両者のメリット・デメリットは以下のようになります。
イオンカード | イオンカードセレクト | |
---|---|---|
メ リ ッ ト | ・WAONオートチャージの制限なし | ・カードがかさばらない ・所持するだけでイオン銀行スコア+10点が貰える ・更に、引き落としされる金額が多いほど貰える点数が増える ・不正利用の可能性が少なくなる |
デ メ リ ッ ト | ・所持だけでは、イオン銀行スコア+10点が貰えない ・金融機関のキャッシュカードの所持が必要 | ・引き落とし口座がイオン銀行のみ ・WAONオートチャージは1日1度が限度 ・解約時の手続きが面倒 |
比較すれば一目瞭然ですが、イオンカードセレクトの方がメリットが多いです。
キャッシュカードと一体型なので財布はかさばりませんし、所持するだけでスコアが加算され、決済すればするほどステージも上がるので、イオン銀行で入出金や振込を頻繁にされる方にとっては魅力的です。
確かに、WAONのオートチャージが1日1回に制限されてしまいますが、これにより不正利用の被害額を抑えられるという大きなメリットが生じます。
クレジットカードを利用するにあたり、一番大事なことはポイント獲得よりも何よりも不正利用を防ぐこと。もしくは、被害額を最小限にとどめることです。むしろ、手間やお金をかけてでも、被害は未然に防ぐべきです。
イオンカードセレクトは金融機関を選べないですし、解約時の手続きが面倒というデメリットはありますが、どちらのカードを発行するか迷われるのであればイオンカードセレクトを私はお薦めします。
◆参考記事
切り替え時のQ&A
では最後に、イオンカードセレクト⇔イオンカードに切り替える際、気になるであろう点をコールセンターに問い合わせたので回答を掲載しておきます。
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