クレジットカードの不正利用。
私は一度、不正利用被害にあいかけた事があるので、聞くだけで嫌な気持ちになるワードです。
勿論、個人で気をつけなければいけない点もありますが、頼みの綱はやはりカード会社のセキュリティと補償ですね。dカードは、不正利用に対して補償を行う旨、会員規約に明記しています。しかしながらそれは絶対ではなく条件によって対象外となるケースもあるんです。
それはどんな時なのか?
また、不正利用を完璧に防ぐことは難しいにしても、被害を最小限にとどめるにはどうすればよいのか?
この記事では解説します。
不正利用されたら?
dカード含めクレジットカード会社の多くは、24時間365日不正利用を監視し、その懸念がある場合には一旦、カードを利用停止する措置を施しています。
またその際は、会員にメール及び、電話で連絡を行います。以下のようなメッセージが届いたら早急に電話連絡を行い必ずカード番号を変更のうえ再発行を行いましょう。
補償される条件とは?
dカードは会員規約「第30条」で不正利用への対応を明記しています。
当社が第三者によるdカードサービスの不正利用(紛失・盗難等に起因する場合を除く)があったと判断したときは、本会員は、第31条に定める保障制度により、損害の補てんを受けることができます。
引用元:dカード利用規約
ただし、全てが補償の対象ではありません。あくまでもdカードが不正利用であると判断した時だけなので、以下のような例は補償の対象外となる可能性があります。
- 故意または、重大な過失、法律違反に起因する場合
- 暗証番号に伴う取引に係るもの
- 紛失・盗難等をdカードに届け出て尚且つ、受領された日から遡って90日より前の利用
- 等・・・
だから、必ずしも補償が受けられるわけではありませんし、受けられても不正利用された金額は一時的にカード保有者が清算しなければならない可能性もあります。
ですが、不正利用を100%防ぐことは難しいです。
それならせめて、被害額が少ない状態で迅速に不正利用を見つけるためにも、後述するWeb明細サービスやdカードアプリを利用するようにしましょう。
Web明細サービス
クレジットカードの利用明細を書面ではなくインターネット上で確認するサービスです。最近はほとんどのクレジットカード会社がWeb明細サービスの利用を推奨しています。カード会社によっては登録によりポイント還元を行う事業者もあります。
dカードの場合は、書面発行手数料が毎月50円発生しますので、その分がお買い得になります。
たかが50円されど50円です。現在、書面で利用明細を確認している方は、Web明細サービスへの変更を検討してみてはいかがですか?
請求書だと月1回しか確認できませんが、Webだとリアルタイムで更新されるので、不正利用に気付きやすくなります。但し、Web明細サービスを利用する場合は、定期的な確認を怠らないようにしましょう。
尚、Web明細サービスへの変更はWeb上で行えますし、登録後はすぐに確認ができるようになります。
過去の閲覧はいつまで可能?
Web明細サービス上では、過去15カ月分まで溯って利用明細を確認する事ができます。それ以前のものとなれば、一度dカードへ問い合わせということになります。
解約後、利用明細の閲覧は?
dカードを解約してしまうと、過去の利用明細を閲覧する事ができなくなります。もし解約後に確認したい場合は、dカードセンター(dカードゴールドデスク)へ連絡をしましょう。
連絡先 | 電話番号 |
---|---|
dカードゴールドデスク | 0120-700-360 |
dカードセンター | 0120-300-360 |
※午前10:00~午後8:00(年中無休) |
■参考記事
dカードからdカード GOLDへ切替時は?
カード毎にMember’s IDを設定する事で切替前後の利用明細を確認する事ができます。その際は、2種類のMember’s IDをWebサイト上で設定しましょう。
ご利用額お知らせメール
dカードの請求は「前月16日~当月15日締め翌月10日払い」です。請求金額が確定するのは毎月25日頃。確定した時点で、「ご利用額お知らせメール」が届きます。
■参照記事
速報メールはないの?
カード会社は不正利用の対応策として、カード決済した段階で登録したメールアドレス宛に利用情報を送信する「速報メール」のようなものを設けていますが、dカードにはそれがありません。
そこだけ聞くと不安に感じる方もいらっしゃるとは思いますが、その不安を補うべくシステムがあります。
それがdカードアプリです。
dカードアプリでセキュリティは万全?
Web明細で気がかりな部分は、書面で請求書が届かなくなると利用明細の確認を怠りがちになること。パソコンをわざわざ開いて確認するのは面倒という方も多いのではないでしょうか?
確認を怠ると当然、不正利用に気付きにくくなりますよね。
そこでお勧めなのがdカードアプリです。
お持ちのスマートフォンにこのアプリをインストールすれば、わざわざパソコンを開かなくてもすぐに利用明細を確認できます。しかも1度登録さえしてしまえば次回からは「IDやパスワード」を入力せずともログインができるんです。
又、上述したようにdカードはカード利用後のメール配信サービスはありません。しかしながら「dカードアプリ」があれば頻繁に利用明細を確認する事に繋がり結果的に、不正利用に気付きやすくなると思います。
更には、アプリ上で下記のように様々な手続きが可能です。本当に便利な世の中になりましたね。
- 利用明細確認
- dポイントカード機能(残高確認・貯める・使える)
- キャンペーン情報やエントリー状況確認
まとめ
以上、dカードの不正利用への補償やWeb明細サービスについてまとめてみました。
Web明細を利用すればインターネット上で、いつでもどこでも利用明細を確認できますしペーパーレス化による環境問題対策やコスト削減に繋がるという大きなメリットもあります。
実際、「Web明細=環境宣言」と掲げているカード会社もあるくらいですから貢献度は頷けますよね。
また、dカード側もコストが削減でき、利用者も割引が受けられる為、WINWINのサービスですよね。
更には、上述したdカードアプリによりわざわざ手間をかけることなく「TVを見ながら」・「移動しながら」も利用明細を確認できる為、不正利用に気付きやすくなります。
但し、請求書のように定期的に送られてくるものでは無いので、逆に一切確認しなくなる方もいるようです。利用する方は、ショッピングした後など確認するタイミングを決めるようにしましょう。
◆参考記事
コメント
利用した金額が不明で引き落としが出来ないことがある。
コメント頂きありがとうございます。
利用した金額が不明という事は、「利用の覚えがない」、「請求金額を確認できない」のどちらでしょうか?念の為にどちらの場合に対しても回答をさせて頂きます。見当違いでしたら申し訳ありません。
又、dカードの引き落としが出来ない事が繰り返されれば延滞履歴が残り最悪の場合、利用停止になる可能性もあります。なるべくなら早めに手続きをしてみてください。
■利用の覚えがない場合
1. dカードセンターへ請求内容を確認
(連絡先は最下段に記載)
2. 心当たりがなければ請求元へ解除申請を行う
(カード会社が請求を止める事はできません)
3. 連絡先が不明ならカード会社に調査を依頼
4. カード番号の変更手続き
(2、3に該当する場合は変更を推奨)
■請求金額を確認できない場合
・dアカウント・パスワードを忘れてしまった
⇒コチラより再設定
・ID・パスワードを正しく入力してもログイン不可
⇒コチラのページを確認
・請求書の発行(月50円)又は、オペレーターへログイン方法や請求内容の確認を希望
⇒dカードセンターへ連絡
<連絡先>
dカード:0120-300-360
dカード GOLD:0120-700-360
(年中無休 10時~20時)